南米2強の北京へ向けた実質的なスタートと思われた2月6日の試合は対照的な結果になった。
“チェチョ”バチスタ監督初采配となる、ロサンジェルスで行われたアルゼンチン対グアテマラ戦(監督は“ボリージョ”ゴメス)で、アルゼンチンは、リケルメ、マスケラーノ、デ ミケリスを含む五輪代表で5-0の大勝。相手は力不足とはいえ、五輪連覇へ向け確実な一歩を記した。一方、ダブリンで行われたアイルランド戦のブラジル代表は、カカ、パト、ルシオなどケガ人続出の影響もあり、五輪組みはベンチを暖めるのみで、この試合に何の意味があったのかと疑問が残る試合となった。
この疑問に対して、ドゥンガは、「五輪組にとって、ブラジル代表との紅白戦は試合だ。」とテストしなかったことを正当化。今回召集した五輪年代は11人。先発はジエゴのみで交代出場で、すでにテスト済みのアンデルソン、ルーカス、ソビスが入っただけだった。
さらに、ドゥンガに対しては、サンパウロの各紙が、ボボー(23:ベシクタシュ トルコ)を追加召集したに疑問を投げかけている。
FW不足に悩んでいるブラジル代表だが、去年のアフォンソに続いて、五輪世代だからといっていくらなんでもボボーの召集とは、というのだ。ボボー本人も驚く今回の召集でドゥンガはピヴォへ固執していることが明らかになったが、果たしてフィジカルだけのCFタイプの選手は代表に必要なのか、と疑問を投げかけている。ブラジル代表では伝統的にエリア内にどっしり構えるセンターフォワードタイプは成功していない、という理由もあるが、ボボーの場合、コリンチャンス時代の印象があまりにも悪いためだ。186cm85kgというフィジカルを生かして07年トルコの最優秀FWに選ばれたが(89試合44得点)、コリンチャンス時代は、点が取れないことで最悪の評価だった。(63試合5得点)これに対して、ドゥンガは「見ていない人も多いだろうが、私は世界中のサッカーを観ている。」と語って反論している。
フル代表も含め、五輪采配が決まっているドゥンガだが、前任者たちの2の舞になるかもしれない。(ザガロもルッシャも大きなケガを負った。)
*ドゥンガが「観ている」というのは今年のチャンピオンズリーグ。
ベシクタシュはH以外では得点することもできず、2勝4敗でグループA敗退、
ボボーは2得点。(Hでのリバプール、マルセイユ戦)
*次のテスト機会は3月26日のスウェーデン戦。あとは7月下旬に五輪2週間前に召集して の合宿のみとなる可能性大。(今日、親善試合の追加日程をFIFAが協議)
*アルゼンチンで注目は、エスクデロの右サイドバック起用。(従兄弟の浦和のエスクデロは どうしてる?)アルゼンチンのサイドバックのタレント不足はかなり深刻。
ジーコがアレックスをSBで起用したのと同じ?
2008年2月8日金曜日
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1 件のコメント:
はじめまして。1995年のコパアメリカの懐かしい動画を見つけました。
準決勝、ウルグアイ対コロンビアです。
https://www.youtube.com/watch?v=Lz28PkyVpNU
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